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土地探しをするときのあれこれ

2021年05月08日

こんにちは!スタッフ阿部です。

現在、丸藤建築では新しいモデルハウスを建築中です。モデルハウスの建築予定地探しはとても苦労しました。規格の住宅を計画するため、まずは土地の大きさが何坪以上必要なのか、向きは何向きがいい、建築予定地はどこにするのか、利便性のある土地か、間口の大きさは、金額は…などとネットに掲載されているものや紙面にあるものなど、更新される度にチェックしたり、実際に不動産に電話をかけてきいてみたりしました。
土地探し中に私がよく目にした、難しい専門用語がいくつかありました。今回は土地探しの用語についてまとめてみました。

1,建築条件付き ?
 土地を売る人が建築業者(ハウスメーカーや工務店)をしている土地のこと。
 つまり、土地を選ぶと自動的に建築業者も決まるということです。
 建築業者を自分で決めたい時には注意が必要です。

2,セットバック(SB) あり ?
 前面の道路が4m以下の場合に道路中心線から2mの位置まで敷地内に後退させること。
 災害時や火災の際、緊急車両が通れるように確保するためです。
 セットバックすると、敷地がせまくなり、延べ床面積、建築面積の上限が低減します。
 セットバック部分の固定資産税は「道路」となるため払う必要がなくなります。しかし、勝手に減免されるということはありませんので、必ず非課税申請をしましょう。

3,建ぺい率 ?
 土地に対する建物の面積の割合。
 例えば、100㎡の土地で建ぺい率が60%の場合、建物を建てられる面積は60㎡までとなります。

建ぺい率(%)=(建物の面積÷土地の面積)×100

4,容積率 ?
 土地に対する建物の延べ床面積の割合。
 延べ床面積は家のすべての床面積を合わせたもの。
 例えば、1Fが60㎡で2Fが40㎡の場合、建物を建てられるのは容積率が90%までとなります。

 容積率(%)=(延べ床面積÷土地の面積)×100

建ぺい率・容積率について、
土地の立地条件が良く、建ぺい率や容積率を考えずに購入した場合、自分が想定していた建物が立てられない可能性があります。平屋などを建てたい場合には、建ぺい率に注意が必要です。また、2階建てを検討している方は、容積率に注意が必要です。

5,用途地域 ?
 計画的な市街地を形成するために、必要に応じて13地域に分けられたエリアのこと。
 用途地域が定められていない場合、自宅の横に工場や商業施設が建てられ、日当たりが悪くなったり、街の景観が損なわれます。
 住居系の地域でも、低層階(1~3階)まで建築可能な地域、中高層階(3~5階)、高層階(5階~)が建築可能な地域に分かれています。

土地探しにおいて、100%満足のいく土地を見つけることは難しいと思います。70%満足のいく土地が見つかればよい方だという考えでいる必要があると思います。MustとWantの考えで、土地選びを進めていきましょう。
Must(絶対に譲れない条件)、Want(できれば叶えたい条件)です。ご家族で具体的に挙げてみて、MustとWantに振り分けてみるとより良い土地が探しやすくなると思います。※理想は、旦那様、奥様各1~2つ
不動産屋は土地を売ることを目的としております。だからこそ、建築にも詳しく、土地についても相談できるパートナーを見つけることが先決です。しかし、土地購入の判断基準を住宅の営業マンや不動産屋の話を鵜吞みにするのではなく、自分たちでもきちんと理解しておくことも大事だと思います。
丸藤建築でも土地探し相談会のイベントも定期的に行っております。土地探し相談会では工務店目線での土地探しのポイントをお伝えします。また、ご希望の予算に合わせた土地探しのお手伝いや、土地の形状・環境などを確認し、どんなお家が立てられるかなどのご提案も可能です。その際はぜひご参加下さいませ。
土地探しはお家を建てる際の第一歩です。しっかりと情報を集め、希望の土地の近くに実際に行ってみたり、自分たちでアクションを起こしてみたりするとより良い土地に出会えるかもしれません。
皆様が良い土地と巡り合えますことをお祈りしております。土地探しのご相談も承っておりますので、お気軽にご連絡下さいますと幸いです。