ブログ

BLOG

ブログ

ウッドショック

2021年05月20日

こんにちは!スタッフ阿部です。

皆さんはウッドショックという言葉を耳にしたことはありますか。
新型コロナウイルス感染拡大により、住宅業界では思わぬ影響が出ております。
それがウッドショックです。

ウッドショックが起きた原因とは?

ウッドショックの大きな要因として挙げられるのが
1.アメリカや中国の住宅の需要が高まったことにより材木の需要が拡大したこと。
2.輸送コンテナの不足や貨物船の減便等による海上での物流の混乱していること。
このことによって、住宅の値上がりが起きたり、そもそも家が建てられないということも考えられます。

そうであれば国産の木材を使えばいいのではないか?という方がいらっしゃるかもしれませんが、現在の日本では、住宅の木材需要の約6割を外国産の木材(外材)、とくに米材や欧州材に依存しております。そのため一気に木材不足に陥りました。そこで焦って国産材の調達に走るものの、国産材の歴史は輸入材の需要が始まった時から、長い年月をかけて供給量が減った現状があり、急激に増加した需要を増やす人材や環境がありません。

このことから、日本の住宅業界でも現在日本にある在庫や多少ある外材を多くの業者が取り合う事態となっております。

どのような影響がある?


1.家が建てられない・買えなくなる。
材木不足によって着工時期の引き渡しの時期が未定になります。たとえ良い土地を見つかってもいつ家を建てられるのかわからない状態になる可能性が高いです。建売であっても、建築木材がなければ工期がどんどん遅れ、引き渡しがいつになるのかわからない状態になってしまいます。


2.住宅の価格が高騰する。
世界的な住宅需要の拡大とコンテナ不足により木材の価格が高くなります。建築木材の仕入れ値が高くなるため、今までと同じ価格で購入できなくなる可能性が高くなります。

いつまで続くのだろう…?

いつまで続くかの予測はできません。20201年の3~4月にかけてウッドショックによる影響が表面化してきたところであり、まだまだ先行きが不透明なのです。むしろ、今後さらにウッドショックの影響が出る可能性も高くなります。

丸藤建築の今後の対応として

契約時の見積り価格は木材やその他資材の価格の変動で、見直す場合があります。
着工より1カ月前に再見積もりを行い、金額の訂正を行わせていただくこともありますので、ご了承のほどお願いいたします。

丸藤建築では、しばらくは木材の供給は問題なくできると、協力会社の木材屋さんと確認は取れています。今後も木材屋さんとの先を見越した情報共有と連絡の疎通に努めていきます。そして、お客様にはその都度、きちんとご説明をさせて頂きたいと思っております。何かありましたらいつでもご相談くださいね。
早く世界の木材市場が通常通りに戻ることを願います!