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アイランドキッチンの魅力

2021年12月02日

こんにちはスタッフ阿部です。
キッチンを考える上で、アイランドキッチンに魅力を感じられる方も多いのではないでしょうか。
おしゃれで開放感のあるアイランドキッチンは料理好きな方を中心に人気ですが、採用してから「失敗した…」とならないためにも、アイランドキッチンのメリットとデメリットを検討していきましょう。

アイランドキッチンとは

【アイランド=島】という言葉の通り、調理スペースやシンクなどが壁に接することなく島のように独立しているタイプのキッチンのことをいいます。
キッチンに立つとちょうどダイニングやリビングと向かい合うような形になる対面型キッチンのひとつになります。

対面型キッチンには、ペニンシュラ(半島)型キッチンやI型、セパレート型、L型と呼ばれるタイプもあります。

メリット

・コミュニケーションがとりやすい
 ダイニングやリビングにいる家族や来客とコミュニケーションを取りながら調理や片づけをすることができます。また、小さいお子様の様子を見ながら調理ができる点も安心です。

・複数人で調理ができる
 キッチンの四方全てから調理や配膳を行えるため、家族がお手伝いしやすくなります。また、ホームパーティがお好きな方にもおすすめです。

・開放感がある
 光や視線を遮られることなく開放感のあるLDKを演出することができます。

・レイアウトの自由度が高い
 キッチンとダイニングテーブルをくっつけたり、ダイニングテーブル側をカウンターや収納、飾り棚にしてみたり間取りや使い勝手など、自分の好みやスタイルに合わせて様々な仕様設計ができます。

デメリットと対策

・広いスペースが必要になる
 壁から離してつくるため、両サイドにも通路スペースが必要になり、場合によってはキッチンもしくはリビングが窮屈になってしまう可能性があります。
→スペースに余裕がない場合は、小さめのサイズのアイランドキッチンを採用したり、片側が壁に接するペニンシュラ(半島)型キッチンの採用を検討する。

・臭いが拡散しやすい
 開放的な分、臭いや煙が室内に拡散しやすくなります。特にIHクッキングヒーターはガスコンロに比べて上昇気流が弱く、換気扇を回しても臭いや煙を全ては吸い取りにくく、周囲に広がりやすくなります。
→窓の配置の工夫や高性能な換気扇の設置など、換気しやすい環境作りを心がける。また、ダイニングやリビング側には消臭機能付きのクロスを採用する。

・汚れが飛び散りやすい
 壁がない分、油ハネや水ハネなど汚れが周囲に飛び散りやすくなります。
→水ハネしにくいシンクの採用、お手入れが楽なIHコンロやキッチンを採用する。また、コンロ前にオイルガードやガラスパネルを設けたり、キッチン周りの床材をタイルなどのお手入れしやすい仕様にする。

・キッチンが丸見え
 開放的な分、散らかっていたり汚れていたりするとダイニングやリビングから見えてしまうため、急な来客時に慌ててしまう可能性があります。
→キッチンの上に物が散乱しているのをお客様に見られたくない方は、常に整理整頓を心がける必要があります。

注意点

・コンセントの配置場所は事前に確認しておく
 キッチンが壁から距離があるため、コンセントの配置は設計段階で確認しておく必要があります。また、電子レンジなどを置く場合、置き場所を踏まえコンセントの位置や数、必要な容量を事前に考えておく必要があります。

・通路幅に注意する
 キッチン本体とその背面の通路幅は、動線に大きな影響があるため、どのぐらいの通路幅が適当か、確認しておく必要があります。

まとめ

キッチンは毎日使う場所だからこそ、使い勝手の良さやデザイン性にこだわりたいものです。おしゃれで人気なアイランドキッチンもメリットやデメリットの両方を考慮した上で、自分の生活スタイルに適したキッチンを選んでいただければと思います。