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住宅ローンを組む方へ 見直したいクレジットカードの使い方

2021年12月16日

こんにちは、スタッフ阿部です。
今回はお家づくりをする際に不安になるお金のことについてです。
住宅ローンを組みたいけれど、クレジットカードを利用しているので不安だな…。と思われる方がいらっしゃいます。皆さんも一枚はお持ちだと思われるクレジットカードですが、使い方を誤ると住宅ローンの審査に通らない可能性がでてきます。今回は住宅ローンを検討される方のための注意点についてまとめています。

まずはじめに

手軽に商品の購入ができるクレジットカードですが、借金をしていることと変わりません。それはクレジットカードは信用取引というお金を借りる取引をしているからです。そのため、気軽で使いやすいという反面、「借金をしている」という意識が薄れやすくなります。クレジットカードを利用している状態が、借金をしている状態と変わらないということは、必然的に住宅ローン審査にも影響してきます。住宅ローンは自動車ローンよりも審査が厳しく些細なことでも借入できない可能性があります。
まずは、借金をしているという意識をしっかり持つことが重要です。

注意すること

1.キャッシング利用の使い過ぎに注意する。
一般的に住宅ローンの審査では主に年収や借入金額などが重要視されると思われがちですが、クレジットカードやローンの利用履歴なども審査に影響を与えます。特にクレジットカードのキャッシング利用の使いすぎには注意が必要です。
キャッシング利用は、年利の約14~18%の高金利ローンになります。このような高金利のキャッシングを多く利用するということは、「高い金利を払ってでもお金を必要としている人なんだ」と認識されてしまい、審査に影響を与えてしまう可能性があります。
また、クレジットカードで「リボ払い」や「回数の多い分割払い」を利用し、未返済残高が多い際も住宅ローンの審査に悪い影響があります。住宅ローン以外に返済が必要な借入額が多いとみなされるからです。

2.クレジットカードの滞納は厳禁。
住宅ローンは審査では、クレジットカードの借入残高が確認されます。そこで確認されるのは借入残高だけでなく、これまでの返済履歴も見られています。特に今までクレジットカードで返済を滞納したことがある場合は注意しましょう。延滞した記録は個人信用情報機関に約5年間残され、この記録も住宅ローン審査ではチェックされてしまいます。
過去にクレジットカードの支払いを延滞してしまったという方は住宅ローン審査を受ける前に個人信用情報機関で個人の信用情報(借金の履歴)を確認されることをお勧めします。

3.複数のクレジットカードを保有している。
通常、クレジットカードでは「カード利用枠(ショッピング)」と「キャッシング利用枠」が設定することができます。自身の保有しているクレジットカードのキャッシング利用枠の設定金額の合計が数百万を超える場合などは、例え年収や借入金額、勤務先の条件などをクリアし、クレジットカードをあまり利用していなくても住宅ローン審査が通らない可能性があります。お金を借りられる枠が数百万単位である場合、「将来キャッシングを利用してお金を借りるのではないか」と判断される可能性があるからです。
また、キャッシング利用の限度額はクレジットカードを使用していない際もカード会社側の判断で勝手に引き上げられる場合もあります。そのため、知らず知らずのうちにキャッシング利用枠の設定金額の合計が数百万を超えているという話もよくあります。そのため、不要なクレジットカードは住宅ローン審査を受ける前に解約しておくことをお勧めします。こちらも個人の信用情報を取り寄せると把握することができます。年収や借入金額、勤務先などの条件をクリアしているのにも関わらず、住宅ローンの審査が通らない場合は、過去につくったクレジットカードのキャッシング枠を調べてみましょう。

4.クレジットカード利用の申告漏れにも注意する。
住宅ローンの申込時には自身の情報としてクレジットカードや他の借入についての状況も申告しなければなりません。自動車ローンなどの借入残高については申告してもクレジットカードの借入残高の申告を忘れてしまう可能性があります。しかし、リボ払いや分割払いの残高も申告する必要があります。住宅ローン審査で利用する個人信用情報機関には、ローン・クレジットの利用履歴が残されているため、申告をしなくても調べられてしまうため「申告しなければ金融機関側ではわからないだろう」と思わず、申告漏れのないように十分に気をつけましょう。

まとめ

手軽に買い物ができ、お金を借りることのできる便利なクレジットカードですが、使い方を間違えるといざ住宅ローンを組もうとした時の妨げになる可能性が高くなります。そのため、クレジットカードをよく利用する方は憧れのマイホームを購入するためにも、もう一度使い方を見直してみましょう。