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お家の日当たりを考える

2022年09月09日

こんにちは、スタッフ阿部です。
土地を探されているお客様の中に、日当たりのよい南向きのお家に住みたい!と話される方がいらっしゃいます。しかし、全ての人に対して南向きのお家がベストとは限らず、ライフスタイルや条件の優先順位によって、適したお家の方角は異なってきます。そのため今回は土地の向きによって変わる日当たりのメリット・デメリットや方角ごとに向いているタイプをご紹介します。

南向きのお家は必ずしも良いお家なのか。

日当たりの良いお家というと、何となく「南向き」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
確かに、南向きの土地は一日中日が当たるなど、日当たりに関するメリットは多いですが、家具や床が日焼けしやすいなどのデメリットもあります。
お家の方角によって、日当たりの良い時間帯は変わってきます。
共働きで日中はお家に誰もいなかったり、女性の一人暮らしで常にカーテンを閉じているといったお家であれば、南向きの日当たりはあまり関係がないのかもしれません。
また、夜勤の仕事があり、日中の睡眠が必要となる方であれば、昼間の日当たりの良いお家は、逆にマイナスになることもあります。

お家の方角別、日当たりのメリット・デメリット、向いているタイプ

土地の向きメリットデメリット向いているタイプ

朝方から午前中の日当たりが良い
・朝日で気持ちよく目覚められる。
・朝から日当たりが良いため、冬は早く部屋が暖かく、明るくなる。
・朝早くに洗濯物が干せる。
・夏は涼しい
・朝はから陽射しが強い
・正午を過ぎる頃には部屋が薄暗くなるため、午後には照明が必要になる。
・夜は冷えやすい
・朝から活動したい人
・夏の暑さが苦手な人
・午後はあまり家にいない人
西
夕方からの日当たりが強い
・長い時間日が当たるので、布団や洗濯物を干しやすい。
・夕方以降も部屋が暖かい
・部屋から夕陽が見られる
・朝は陽射しが入らず、少し暗い。
・天気の悪い日の午前中は照明が必要となる。
・季節によっては、「暑い」「まぶしい」と感じることもある。
・直射日光が当たる床や家具の日焼けに注意が必要になる。
・仕事が夜勤で夜型の生活の人
・日中はあまり家にいない人
・寒がりで暖かい部屋がいい人

朝・昼・夕と1日を通して日当たりが良く、4つの方角の中では1番明るい
・日が当たる時間が長いため、洗濯物が乾きやすい。
・夕方まで明るいので照明をつける必要がなく、日光で部屋が暖められ、暖房代を抑えられる。
・物件価格が高め。
・陽射しが当たる家具やフローリングは日焼けしやすい。
・窓から入る光がテレビに反射して画面が見にくくなることもある。
・夏は室温が高くなってしまいがち。
・在宅ワークをされる方や主婦など、日中の在宅時間が長い人
・洗濯物の量や回数が多く、ベランダに干したい家庭
・暖かい部屋に住みたい人

方角的には日当たりが悪く、一日を通して直接の陽射しが入りにくい
・陽射しが入らない分、室温が上がりにくく、涼しく過ごせる。
・家具やフローリングが日焼けする心配がない。
・玄関が北側になるため、南側に大きくリビングをとることができる。
・道路側ではなく裏側に庭をつくることができるため、周囲を気にせずバーベキューなどのアウトリビングを楽しむことができる。
・昼間でも照明が必要だったり、室温が上がらず暖房が必要となる時期がある。
・日当たりが悪いと部屋がジメジメし、結露やカビが発生する可能性がある。(弊社ではス―パウォール工法のため、結露やカビの発生を防ぐことができる。)
・家の裏に庭が欲しい人
・日中はあまり家にいない人
・バーベキューが好きな人

お家の日当たりの方角が悪い場合の対策とは

どうしても希望するエリアに日当たりの良い土地がない場合もあります。しかし、方角や日当たり以外でもお家の明るさを改善する方法があります。以下のような対策方法が可能かどうかを参考にしてみてください。

間取りや窓の位置を工夫する
吹き抜けなどで天井を高くしたり、2階をリビングにして光をたくさん取り込める間取りに工夫してみましょう。リビングはお家の南側に設けることで日当たり対策になります。
また、東側と南側に広くスペースを取り、そこに大きく窓を配置すれば、日当たりが確保できます。
北向きの土地でも、道路に面さずリビングを設けることで、通行人との目線を気にせず大きく開放的な窓を取り入れることができます。
広いデッキをつくり、プライベート感を味わえるのも北向きの土地ならではです。

内装やインテリアを工夫する
暗くなりやすい部屋の中には、インテリアを活用することで部屋全体を明るく見せたり、光を効率的に取り込むことができます。
内装をホワイトやパステルカラーのような明るい色にすることで、明るさの印象は随分と変わります。間接照明などを設置し、より部屋を明るくみせることもできます。
カーテンをレース素材やや柔らかい色のシフォン素材などにして外の光を取り入れやすくする方法もあります。

庭やベランダを工夫する
光を反射しやすい白砂(はくさ)や玉砂利を庭やベランダに敷き詰め、外の光を家の中に取り込むことも有効です。
直射日光と違って自然で柔らかな光を取り込むことができるため、落ち着いた雰囲気の室内になります。

まとめ

日当たりのが良いのは南向きのお家ですが、陽射しが必要な時間帯はライフスタイルによって異なることから、全ての人にとって南向きがベストとは限りません。
それぞれの方角によってメリット・デメリットがあるため、自分たちのライフスタイルにはどんな向きの土地があっているのか、特徴をおさえて検討してみてください。
また、土地を検討する際は、不動産業者だけでなく、住宅をプランニングする建築会社にも相談し、建築会社目線でのアドバイスをもらうことをお勧めいたします。
丸藤建築でももちろん、お客様の理想に寄り添ったご提案させていただきます。立地やライフスタイルに合った土地の向きはどれが良いのかお悩みの方はぜひ、丸藤建築にご相談くださいませ!