デザイン性の高いお家に住みたいけれど、お家の快適さを優先に考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。冬は寒くて夏は暑い、それが当たり前と思っていませんか。丸藤建築では「冬は暖かく、夏は涼しい」快適なお家づくりをご提案しています。そんな快適なお家をつくるためには、高い断熱性能を持つことが必要です。「断熱」とは室内の温度を外に伝わりにくくするということです。室内でせっかく作った熱(暖かい暖気や冷たい冷気)が逃げてしまうお家では、快適な生活を送ることができないのはもちろんのこと、光熱費への負担にも繋がります。だからこそ、できる限り快適な温度を逃がさないための工夫が必要になるのです。
そして、この断熱性能を把握するために重要になる指数が「UA値(ユーエー値)」になります。今回はそのUA値について詳しく説明していきます。
UA値とは?
UA値とは、「外皮平均熱貫流率」といって、断熱性能を数値で示したものになります。
・UA値が大きければ大きいほど断熱性能が低い、つまり、熱が外に逃げやすい
・UA値が小さければ小さいほど断熱性能が高い、つまり、熱が外に逃げにくい
ということになります。
断熱性の高いお家は、そうでないお家というのは人の感覚的な部分が多いため、数値化することでわかりやすく示しているのです。
UA値がいくつであれば断熱性の高いお家といえる?
山形県住宅総合サイトタテッカーナより、やまがた健康住宅基準について見てみましょう。
山形県では2022年度から、県独自の省エネ基準に基づく住宅の認証制度やまがた健康住宅認証制度の基準を一部改訂し、以下の表のとおりに最高基準となる等級Ⅰ(★★★)のUA値をHEAT20・G3基準に相当する4・5地域を0.23W/㎡K以下に引き上げました。
住んでいる地域によって区分が異なるため、該当する地域を参照しながら基準値を確認しましょう。
山形県庄内地域では、4地域、5地域に分類されます。
・4地域・・・鶴岡市、酒田市(旧八幡町、旧松山町、旧平田町に限る)、庄内町、三川町、遊佐町
・5地域・・・酒田市(旧酒田市に限る)
山形県庄内地域ではUA値が0.48以下で一定の断熱性能がある、つまり、省エネ基準の適合をクリアしていると判断されます。
HEAT20が推奨するUA値とは?
HEAT20とは、地球温暖化やエネルギー消費量対策のために、2009年に発足した組織で、主に住まいの省エネを目的とし、断熱などの技術開発や啓もう活動を行っています。
この表を見てもらうとわかる通り、山形の基準は最高基準となるHEAT20のグレードと同等の基準値となります。
断熱性の高いお家づくりをしたいのであれば、HEAT20が推奨するするG2~G3のUA値を目指したお家づくりをお勧めします。
断熱性能が高いと良いメリットとは?
1.一年中快適な室温を保てる
UA値が低ければ低いほど断熱性能が高まります。
断熱性が高いということは、外気温に左右されにくくなるので、暑い夏も寒い冬も快適な室温を保つことができます。お家に一歩入るだけで、その心地よさを感じられるという人も多く、夏場に外出先から帰宅した際に「モワッ」とした暑い部屋に入る不快さも、冬場にリビングからお風呂場までダッシュでいかなければならない寒さも感じにくくなります。
2.ヒートショックのリスクが減る
部屋と部屋、部屋と外気の温度差によって生じることで起きる「ヒートショック」は今や社会問題となっており、高齢者の方は特に気をつけたいことです。
断熱性能が高まれば、お家全体が均一な温度で保たれるため、ヒートショックが起こる心配がなく、お家の中のどこででも快適に過ごすことができます。
3.光熱費の節約につながる
断熱性能が低いお家は、窓や床、壁などからどんどん温められた空気が外に出てしまうため、いくら高性能な暖房を使ってもいい効果を感じられません。そのため、温度を高く設定したり、風量を強く設定したりします。すると電気代も高く、家計の負担になってしまします。
4.CO2削減につながる
冷暖房を効率よく使えるお家は、電気代の負担が軽くなるだけでなく、地域環境にもとてもやさしいです。今、世界的に問題視されているCO2の削減にもつながり、地球温暖化防止にも役立ちます。また、地球環境を守るということは、将来生きていく子どもたちに良い環境を引き継ぐことにもつながります。 だからこそ、国をあげて省エネ住宅を増やす運動が進められているのです。
5.住宅取得支援利子補給補助金を利用することができる
基準を満たし、認証を受けた住宅は、住宅ローンの利子の一部を県が利子補給補助金をサポートしてくれます。県産木材の割合が50%以上(延床面積×0.1㎡×使用割合)であれば、利子補給対象額1,750万円に利子補給率0.5%、一年当たりの上限を7万円として10年間で約70万円が交付されます。なお、事前に設計段階での認証申請が必要でとなります。
まとめ
これまでUA値やQ値というのを耳にしたことはあっても、難しくてよくわからなかったという方が多かったのではないでしょうか。簡単に言ってしまえば、UA値が低いお家=高い断熱性能のあるお家」ということです。丸藤建築では、全棟高断熱高気密仕様となり、必ずHEAT20 G1以上のお家を提供しております。少ないエネルギーで1年中快適暮らせ、お客様の暮らしはもちろんのこと、地球環境を考えたお家づくりではならいと思っているからです。もちろん新築だけでなく、既存住宅における断熱向上リフォーム(リノベーション)も承っておりますで、ぜひ丸藤建築にご相談くださいませ。
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