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梅雨だけじゃない!秋こそ気をつけたいカビ対策

2024年09月20日

秋を迎える前にやっておきたい家事の一つに、カビ対策があります。カビと聞くと、梅雨の時期を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、実は秋も油断できない季節なのです。
健康で快適な住環境を保つための具体的な方法をご紹介します。

秋にカビが発生しやすい理由

1.気温と温度の変化
秋は昼夜の気温差が大きくなるため、室内の環境も大きく変化します。日中は比較的温かいものの、夜間になると急激に気温が下がり、その結果、湿度が高くなりやすくなります。湿気はカビの発生にとって最適な環境になるため、注意が必要です。また、秋は過ごしやすい季節であるため、窓を開けての換気を怠りがちです。これにより、室内に湿気がこもりやすくなり、カビの発生リスクが高まります。
さらに、秋雨前線の影響で、長雨が続くことも少なくありません。このような天候が続くと、室内の湿度が上がり、カビが発生しやすい環境が整ってしまいます。特に、梅雨明けから夏を通して蓄積された湿気が、秋の涼しい気温によって結露として表面化し、これがカビの温床となることがあります。

2.空気の滞留
夏が終わり、涼しくなると、窓を閉め切る機会が増え、換気の頻度が減少します。特に、寒暖差が大きい秋は、朝晩に冷え込むことが多く、窓を閉めたままにしてしまうことが多くなります。このため、室内の空気が滞留し、湿気がこもりやすくなります。滞留した湿気は、特に通気の悪い場所でカビを引き起こす原因となります。
また、暖房器具の使用が始まる時期でもあるため、暖房を入れることで室内の湿度バランスが崩れることもあります。これにより、暖房器具の周りや窓際で結露が発生し、結果としてカビが繁殖するリスクが高まります。例えば、エアコンを暖房として使用した場合、内部に残った湿気がカビを繁殖させる原因となり、さらにそれが室内に拡散される可能性があります。

カビが発生しやすい場所

1. 押し入れ・クローゼット
秋は衣替えのシーズンで、長期間収納されていた衣類や布団を取り出す機会が増えますが、これらは湿気を吸い込みやすく、カビが発生しやすい場所でもあります。特に、押し入れやクローゼットの中は通気が悪く、湿気がこもりやすいため、カビの温床になりがちです。また、収納したまま放置していた衣類や布団は、知らないうちにカビが発生していることも少なくありません。

2. 浴室やキッチン
湿気が多い浴室やキッチンは、年中を通してカビが発生しやすい場所ですが、特に秋は注意が必要です。浴室では、涼しくなっても湯気が立ちやすく、カビの発生リスクが高まります。また、キッチンでは、調理中の蒸気や水分がこもりがちで、換気が不十分だとカビが発生しやすくなります。秋の気温の変化で、これらの湿気が内部に蓄積され、カビの繁殖を助長することがあります。

3. 窓の結露
秋の冷え込む夜には、窓ガラスが冷たくなり、室内との温度差で結露が発生しやすくなります。この結露が窓枠やカーテンに浸透し、カビが繁殖する原因となります。特に、木製の窓枠や布製のカーテンは、湿気を吸収しやすいため、カビの温床となりやすいです。窓周りのカビは気づきにくいことが多いため、定期的なチェックと対策が重要です。

4. エアコン
夏に頻繁に使用したエアコンの内部には、湿気やホコリが溜まりやすく、秋にはこれがカビの繁殖源となることがあります。特に、フィルターや内部の通風口にカビが生じると、エアコンを稼働させた際にカビの胞子が室内に撒き散らされ、アレルギーや呼吸器の問題を引き起こす原因にもなります。エアコンを暖房として使用する前に、内部のクリーニングを行い、カビの発生を防ぐことが大切です。

5. 寝具
寝具も、カビが発生しやすい場所の一つです。寝ている間にかく汗や呼吸による湿気が布団や枕に溜まりやすく、これがカビの原因となります。秋は気温が下がるため、夏に比べて寝具を厚くすることが多くなりますが、その際に湿気がこもりやすくなるため、注意が必要です。特に、夏場に使っていた寝具をそのまま使い続けると、汗や湿気が原因でカビが繁殖していることもあります。定期的に天日干しをしたり、除湿剤を使用して湿気を取り除くことが効果的です。

まとめ
秋は涼しくなる一方で湿気がこもりやすく、カビが発生しやすいです。 梅雨ほど意識しないかもしれませんが、健康で快適な住環境を守るためには、秋こそカビ対策が重要です。定期的な換気を行い、室内の湿気を逃がしたり、 特に湿気がたまりやすい場所では、除湿機や換気扇を活用して湿度をコントロールすることが大切です。 また、窓に断熱シートを貼って結露を防ぐこと、さらに、衣類や布団には乾燥剤を入れ、密閉袋を活用して湿気対策をすることが効果的です。 これらの対策で、秋も快適な住環境を維持していきましょう。

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