ランドリールームとは?
ランドリールームとは文字のとおり、「洗濯物を干す部屋」を英語表記にしたものですが、住宅の設計では『洗濯-干す-畳む‐アイロンがけ』までを全て行える部屋として呼称することが多く、裁縫やアイロンなど家事、PC作業などのワークスペースまでを含めた役割を持たせ、配置させることもあります。
サンルームとの違い
ランドリールームとよく似たものに「サンルーム」がありますが、サンルームとは屋根や壁をガラス張りにするなどして日光が多く入るようにつくられた部屋になります。洗濯物を干すだけでなく、採光やくつろぎのためにも利用されます。
一方、ランドリールームとは選択に関する家事専用スペースになります。ただし、洗面脱衣室等とランドリールームを一室で兼用するケースもあります。
なぜ、ランドリールームをつくるのか
現代では、共働きの世帯が増えております。共働き世帯の方の中に、洗濯時の悩みとして暗くなる前に帰宅するのが難しい、家事の時間を十分にとることができない、という方はいませんか。
そういった悩みを抱えているご家庭では、日中に洗濯物を取り込んだり、にわか雨に対応することができません。そのため、室内干しが多くなりがちです。そこでランドリールームがあると重宝するのです。
ランドリールームのメリット
洗濯関連の家事がラクに行える
ランドリールームがあることによって家事の時短に繋がります。家事動線が短縮するだけでなく、片付けの手間などの軽減にもなり、忙しいときは洗濯用品や乾いた洗濯物を片づけづに放置できるのも魅力です。
天気が悪い日でも干すことができる
雨や雪、強風の日でも洗濯物を干すことができます。寒い真冬でも、凍えながら干すというようなことはありません。さらに、ランドリールームがあればリビング等の生活スペースに部屋干しせずに済みます。
外気から受ける汚染を減らせる
花粉や黄砂、PM2.5が気になる方の中には、通年で部屋干ししたい方もいるのではないでしょうか。そんな方にとってランドリールームは強い味方になってくれます。
施工例
こちらのお家は、キッチンから洗面室兼ランドリーへ繋がっており、脱衣室に繋がったいます。脱衣室からは主寝室のウォークインクローゼットにつながっており、洗濯動線の考えられた間取となっておます。
ナチュラルな雰囲気に合わせホワイトのアイアンの洗濯掛けを採用しております。造作の棚には収納たっぷりで、棚の上部にはコンセントがあるため、アイロンがけなども行うことができます。
こちらのお家は浴室→ランドリースペース→洗面室→ウォークインクローゼットが一直線に繋がっている間取りになります。キッチンからランドリースペース側と洗面スペース側の両方に行くことのできます。部屋を回遊することができるため、移動の手間を減らすことができます。
こちらのお家はL字のLDKのダイニング側→ランドリースペース兼洗面室→脱衣室→浴室と繋がった間取りとなっております。収納スペースも十分にあり、収納棚の上部でアイロンがけをしたり畳んだりするスペースとしても使え、機能的です。
まとめ
ランドリールームは洗濯に関する家事をするためのお部屋になります。ランドリースペースを設けることで家事が効率化したり、動線の短縮により移動の手間が省けるなどの期待ができます。特に忙しい共働き世帯に注目されています。ぜひ、お家を建てる時の検討材料にしてみてください。
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