熱交換換気システムがつくる心地いい空気環境
放散有害物質によるシックハウスへの対策として、2003年7月の改正建築基準法で住宅の計画換気が義務づけられました。これにより、家を建てる際には、1時間あたり0.5回の換気能力を持つ機械式換気を設置する必要があります。
換気方式には、第1種換気（給気も排気も機械式）、第2種換気（給気は機械式、排気は自然）、第3種換気（給気は自然、排気は機械式）の3種類があります。
従来一般的だったのは第３種換気ですが、隙間の多い家では給気口から給気されず、安定した換気経路を確保できないため、最近は第１種換気が主流になりつつあります。
丸藤建築の「スーパーウォールの家」では、第１種換気のひとつである熱交換換気システムを採用。
熱交換型換気システムでは、新鮮な外気を室温に近づけて給気することが可能です。
その熱回収率はなんと90％で、熱ロスを抑えることによって、部屋間の温度差が少なく心地いい空気環境を生み出します。
ただし、換気にあたっては高い気密性の確保が必須条件。
極限まで隙間を少なくすることで、外気とともに侵入してくるホコリや花粉、PM2.5などをブロック。
カビやダニの発生を抑制するのです。